日本最高齢42歳のアザラシがパパに!? 日本一のペンギン天国『上越市立水族博物館うみがたり』を大解剖!【#潟ちゅーぶ 6月21日放送】

■日本海と一体化する水族館へ

直江津の海辺にJOYさん見参

ネットで噂の新潟のスキマを探す『潟ちゅーぶ』。今回JOYと大塚七海(NGT48)の二人が訪れたのは新潟県上越市にある「上越市立水族博物館 うみがたり」である。

7年前にリニューアルした大人気スポット

2018年にグランドオープンしたこの水族館は、目の前に広がる雄大な日本海をテーマにした、まさに“海の物語”を体験できる場所。またマゼランペンギンの飼育数で日本一の施設としても知られているペンギン天国だ。早速、その魅力の深層へと足を踏み入れていく。

スタッフの渡辺さん(左)が案内してくれた

■圧巻の「うみがたり大水槽」

エスカレーターで最上階に登ると目に飛び込んでくるのが息をのむような「うみがたり大水槽」だ。この水槽の最大の特徴は背景の仕切りがなく、水槽の水面が実際の日本海と一体化して見える「インフィニティ構造」にある。

JOYさん曰く「RPGのエンディング」

「え、これ本当に繋がってると思った」とJOYが驚くのも無理はない。上越沖の日本海を1万分の1スケールで再現しており、目の前に見える佐渡島の借景と相まって、まるで巨大な日本海を独り占めしているかのような錯覚に陥る。JOYも「RPGゲームでゴールにたどり着いた感じ。エンディングだ」と、その壮大な光景に感動しきりであった。

上越沖の日本海を再現。佐渡や能登半島もある

スロープに沿って降りていくと、イワシの群れが光を浴びてキラキラと舞い、巨大なコブダイやサメが悠然と泳ぐ姿は、まさに生命の躍動そのもの。

うみがたり大水槽の主役コブダイ

さらに水中トンネル「うみがたりチューブ」をくぐれば頭上を魚たちが泳ぎ回り、まるで自分が海の中にいるかのような不思議な感覚を味わうことができる。

水面から海底まで疑似体験できる

■42歳でパパに!伝説のアザラシ親子

この水族館には、ただ美しいだけではない心温まる“伝説”が存在する。ゴマフアザラシのプールで出会ったのは日本最高齢のゴマフアザラシ「ジロー」だ。

日向ぼっこする日本最長寿のジロー

平均寿命が20年ほどと言われるゴマフアザラシだが、ジローの年齢はなんと1983年生まれの42歳!なんと今年不惑を迎えたJOYよりも歳上なのだ。その驚異的な長寿にも驚かされるが伝説はそれだけではない。

1985年生のJOYさんより人生の先輩(アザラシだが)

「実は去年、このジローが初めてパパになったんです」

スタッフの渡辺さんの言葉に、JOYも大塚も「ええっ!?」と声を上げる。41歳にして初めて父親になったジロー。その子供である「ミツバちゃん」が元気に泳ぐ姿は、多くの来館者の心を癒している。

去年誕生のジローの娘ミツバちゃん

そして、このジローの父親はかつて全国的な人気者になったアザラシ「ジョー」なのである。今から20年前に水中で直立する姿が「立つアザラシ」として全国ニュースにも取り上げられた上越市立水族館の伝説のアイドルだ。

ジローの父ジョーの在りし日の姿

父親のスター性と息子の長寿記録。この親子はまさに「うみがたり」の歴史を象徴する存在なのである。

うみがたりで紡がれる命のリレーに拍手

■日本一のペンギン天国!生涯を誓う愛の物語も

うみがたりは日本一のペンギン村

「うみがたり」が誇るもう一つの日本一。それがマゼランペンギンの飼育数だ。その数、実に約140羽。生息地であるアルゼンチンのプンタ・トンボを再現した広大なエリアでは、ペンギンたちが巣作りをしたり、よちよちと歩き回ったりする自然な姿を間近で観察できる。

ドーム型の家がペンギンの愛の巣

驚くべきは彼らの生態。春になると、自分たちで小枝や葉を集めて巣を作り、そこで卵を産んで子育てをする。さらに一度ペアになると生涯を添い遂げるという動物界でも珍しい一途な習性を持っている。

自然界ではレアな「永遠の愛を誓う」修正

展示エリアのあちこちで仲睦まじく寄り添うペンギンたちの姿はなんとも微笑ましい。

夫婦で力を合わせてヒナを守っている

番組では大塚七海から「大人のペンギンと子供のペンギンの見分け方」クイズも出題。体の大きさは生後3ヶ月で大人とほぼ同じになるため見分けがつかないが、実は「顔の周りの白い模様」がはっきりしているのが大人、ぼやけているのが子供という違いがある。

大人と子どもの違いわかるかな?

この豆知識を知っていると、ペンギン観察がさらに楽しくなること間違いなしだ。

■錦鯉のプールでスター気分

イルカショー、上から見るか、下から見るか

大水槽やアザラシ、ペンギンだけでなく、イルカのパフォーマンスを水中から眺められる「イルカホール」や、錦鯉に餌やりができる「フィーディングプール」など、見どころ満載の「うみがたり」。

ライブハウスのような錦鯉のモッシュ

殺到する錦鯉に囲まれ「俺がスターだから集まってきた!」とJOYさんもご満悦の様子であった。

日本海の絶景と一体化した展示、そしてそこに生きる動物たちの奇跡の物語。上越市立水族博物館「うみがたり」は、訪れる人々に感動と癒しを与えてくれる、まさに唯一無二の場所であった。

【施設情報】
・上越市立水族博物館 うみがたり:新潟県上越市五智2-15-15
・公式サイト:http://www.umigatari.jp/joetsu/

■藤崎未優が福祉の専門学校に潜入

藤崎未夢(NGT48)

番組後半の『バズタイムズ』コーナーでは、NGT48の藤崎未優が新潟市にある「国際こども・福祉カレッジ」で体験入学。「ヘルプマーク」が東日本大震災をきっかけに生まれたことや、児童虐待防止のシンボル「オレンジリボン」の由来など、福祉にまつわる大切な知識を学んでいく。

『潟ちゅーぶ』は毎週土曜 午前11時20分からNST新潟総合テレビで放送中。見逃し配信はYouTube「だいすき!にいがた!チャンネル」