
緊迫する中東情勢の影響でナフサ由来の石油製品の品薄が続いています。高市総理は5月21日、包装資材などの流通の目詰まり解消に向け、関係閣僚に対応を指示しましたが、現場からは悲痛の声が上がっています。
新潟県長岡市のパン店。種類豊富なパンが並ぶ店では、中東情勢の影響でそのパンを包む袋に影響が出ています。
【ドルチェ・ヴィータ 青野外四さん】
「包装するために使っている袋、パンを一つ一つ包装するために使っている袋、こういったものにかなり影響が出てきている」
数カ月前からパンを包装するビニールの袋やパンの型崩れを防ぐプラスチック容器、そして持ち帰り用のプラバッグなど、ナフサ由来の製品が手に入りづらくなっているのです。
【ドルチェ・ヴィータ 青野外四さん】
「(在庫は)やはり大分少なくなってきている。入らないというところまではきていないが、数は大分少なくなってきている」
手に入ったとしても、これまでと比べ1.5倍ほどの価格に跳ね上がっているそうです。
こうした影響を受けて、こちらの店では5月1日から持ち帰り用のプラバッグを3円~5円値上げ。買い物客にはエコバッグの活用を呼びかけています。
このような現場の声に対し、高市総理は「ナフサ由来の石油製品について供給継続は可能」とこれまで通りの説明を続ける一方、21日の関係閣僚会議では流通の目詰まり解消を指示しました。
【高市総理】
「原油やナフサ由来の化学製品を含む石油製品は年を越えて供給継続は可能だが、地方経産局と連携して包装資材の流通の目詰まり箇所を特定し解消していく」
こうした政府の動きについて現場は…
【ドルチェ・ヴィータ 青野外四さん】
「現場で起きていることに何も変化が起きていなくて、ひっ迫している状態は続いている。安心というところにはいかない」
パン店では数年前から小麦など材料費の高騰が続き、去年の秋と今年の春に一部商品の値上げに踏み切りました。
そして、ここにきて包装資材の品薄と価格高騰に直面しています。
【ドルチェ・ヴィータ 青野外四さん】
「ダブルパンチ、トリプルパンチというところ。食パンだったり、日常生活に店が客と一緒にあるという店を目指しているので、なるべく値上げはしたくない」
先行き不透明な状況がいつまで続くのか…現場の不安は尽きないのが実情のようです。
最終更新日:Sat, 23 May 2026 19:00:00 +0900




