河野デジタル相は恨み節も…トラブル相次ぐ実態
河野太郎デジタル相:
色々マインバーカードの件でご迷惑をおかけしています
一連のトラブルに対し、新発田市で謝罪した河野太郎デジタル相。野党からも批判が相次いでいる現状に…
河野太郎デジタル相:
よく考えると、マイナンバー制度というのは民主党政権がつくった制度。つくった時の人が「1回立ち止まれ」みたいなことを言うと、「いやいや、おまえが始めたんだろう」と
恨み節がこぼれる一方で、新潟県内でもトラブルが相次いでいる実態が明らかとなった。
県保険医会が県内269の医療機関を対象に行ったアンケート調査では、9割が「マイナ保険証のシステムを導入している」と回答。
このうち6割で「保険者情報が正しく反映されていなかった」「他人の情報にひも付けられていた」などといったトラブルがあったという。
「マイナ保険証」活用している?
事務作業の効率化や正確な医療サービスの提供を目指し、導入されたマイナ保険証だが、街の人は活用しているのだろうか?
(Q.マイナ保険証使ったことは?)
街の人:
まだ使ったことはない
(Q.使わない理由は?)
よく分からない。使い方が分からない
街の人:
保険証があるからいいかなと
街の人:
作った理由は正直なところ、PayPayで2万円が付与されるから。周りでもそういう声は多い
マイナンバーカードは作ったものの、保険証として利用している人はまだ多くないようだ。
「不安」や「不便」の声も
国は2024年秋に健康保険証を原則廃止し、マイナ保険証への一本化を目指すと発表しているが…
街の人:
今、色々言われているので、不安がないわけではない
街の人:
作ったけど、「病院によっては使えなかったり、設備がきっちり整えていなかったり不便」と聞いた。両方使えると言っているので、マイナンバーカードは持たないで、保険証だけにしている
トラブルが相次ぐ現状に不安な声も聞かれた。
不安・不満解消へ…国は対策開始
また、医療機関からは「日常業務に支障をきたしている」「受付の作業が減るのかと思ったが、むしろ増えている」など不満の声が上がっている。
課題への対策が急務の一方で、新潟駅前の薬局では「県外から転勤で来る患者も多い。お薬手帳などがない場合にマイナンバーを通してもらうと、すぐにどんな薬を飲んでいるのか分かるので便利」という声も聞かれている。
河野太郎デジタル相:
日本の医療のDXの基盤となるのがマイナンバー保険証。色々、問題があったが問題の原因が分かって対策を打っているところ。ご理解をいただきながら、しっかり進めていきたい
国民の不安を払拭することができるのか…加藤厚労相はオンライン資格確認利用推進本部を設置し、対策を取っていく考えを示している。