7月下旬から続く高温・小雨で新潟の農作物被害さらに拡大 知事「引き続き状況を把握し対策する」

大雨による影響が心配される一方、7月下旬から続く高温・少雨の影響から農作物への被害は拡大を続けています。花角知事は、今後も被害状況を注視して必要な対策をしていく考えを示しました。
大雨による影響が心配される一方、7月下旬から続く高温・少雨の影響から農作物への被害は拡大を続けています。花角知事は、今後も被害状況を注視して必要な対策をしていく考えを示しました。

県によりますと、5日までに確認された農作物への被害は、速報値で、コメが707ヘクタール、大豆・そばが336ヘクタール、えだまめや日本ナシなどの園芸作物はあわせて138ヘクタールとなっています。

全体の被害面積はこの1週間で360ヘクタール余り増え、1181ヘクタールに拡大しました。

一方、畜産では、乳用牛が24頭、採卵用のニワトリが3211羽が死ぬなど、あわせて6100あまりの被害が出ています。

被害が出ている市町村も、前の週の24市町村から26市町村に増えていて、花角知事は6日の会見で、その対応について次のように述べました。

【花角知事】
「農作物については収穫してみないと分からないところがあるので、被害の全容は明らかになっていないが、引き続き状況を把握しながら、県として適切な対応・必要な対策を、検討してきたいと思います」

県は、これまでに、農家の渇水対策にかかる費用を補助する市町村への支援策を発表していて、9月の補正予算に盛り込む考えを示しています。最終更新日:Wed, 06 Sep 2023 18:58:14 +0900