あと1回で追加検査…柏崎刈羽原発で“保安規定の逸脱” 衛星電話に不具合発生「徹底的に手を打たなければ」

【柏崎刈羽原発 稲垣武之 所長】

【柏崎刈羽原発 稲垣武之 所長】
「立て続けに故障するというのは極めてよくない。今、徹底的に手を打たなければいけないと思っている」

柏崎刈羽原発の稲垣武之所長がこう話すのは、5号機にある7号機の緊急時対策所に設置している衛星電話の故障について。

柏崎刈羽原発の保安規定では、衛星電話5台の常設が定められていますが、この緊急時対策所では去年11月と1月14日、そして1月27日、異なる端末で合わせて3回の不具合が発生していました。

こうした保安規定からの逸脱が1年の間に4回確認されれば、原子力規制庁による追加検査が行われることになります。

このため、東京電力は衛星電話を1台増設し、故障にも対応できる体制を整えるほか、他の設備でも対策を講じる考えです。

最終更新日:Sat, 01 Feb 2025 09:33:06 +0900