
全国的に相次いでいるクマによる被害。6月10日、新潟県はそのクマなどへの対策を協議する会議を開き、生息状況をより正確に把握する必要性を確認しました。
10日、県庁で開かれた鳥獣被害対策本部会議。
【県鳥獣被害対策支援センター 小根沢元浩 所長】
「令和7年度、(ツキノワグマの)出没・目撃件数は3528件ということで過去最多を大きく更新した」
県によりますと、昨年度、ツキノワグマの捕獲頭数や自動撮影カメラによる調査をもとにした県内の推定生息数は8700頭あまりと、前年度までの数を大きく上回っています。
5月には今年度初めての人身被害も発生している中、県は今年度の対策として市町村や猟友会と協力した“切れ目のない捕獲”の実施のほか、自動撮影カメラの設置台数を240台とこれまでの2倍に増やし、生息状況の調査の精度を向上させることなどを挙げています。
10日の会議では、専門家からも適切な対策の実行のため、生息状況を正確に把握し、順応的な対応を取ることが重要だという意見が出されました。
【新潟大学 箕口秀夫 名誉教授】
「数年の間、どういう変化を示しているのか、そういったトレンドをきちんと注目することが必要で、そのトレンドと出没の状況・農業被害の状況を照らし合わせて、クマの捕獲をきちんと計画していく」
県は引き続き、農作業中や山に近付く際などはクマへの警戒を強めるよう呼びかけています。
【県鳥獣被害対策支援センター 小根沢元浩 所長】
「複数人で行動したり、ラジオなど音の出るようなものを必ず携帯する。作業する際には周りを注意深く見て、クマの出没に準備をして対応いただきたい」




