
まもなくサケ漁が始まる新潟県村上市。漁獲量が減少傾向にある中、児童がサケを育てる新たな養殖技術について学びました。
村上市の山辺里小学校で行われたサケにまつわる特別授業。
オンラインで講師を務めたのは、岡山理科大学でサケの養殖などについて研究する山本俊政准教授です。
【岡山理科大学 山本俊政 准教授】
「好適環境水による陸上養殖が活用できるのではないか、これは平安時代から続くサケ文化のまち、村上の文化・風習を絶やさないことになる」
今年6月に撮影されたシロザケの映像。村上市の三面川で採取された卵から育ち、全長19cmまで成長しました。
飼育に使われているのは“好適環境水”と呼ばれる特別な水です。
淡水に魚の成長に必要な成分を加えたもので、海水を使わなくても海の魚を育てることができるといいます。
【児童】
「サケは病気になるんですか?」
【岡山理科大学 山本俊政 准教授】
「水槽の中で育てるということは病気に滅多にならない。好適環境水を使った養殖は薬を使いませんので安心安全なんです」
川で生まれ、海で成長したあと、生まれた川に戻ってくるとされるサケ。
ただ、最近は海水温の上昇などを背景に村上市の川に戻ってくるサケが激減していて、例年2万~3万匹あった漁獲量は昨年度1400匹あまりにまで落ち込んでいます。
こうした中、村上市は岡山理科大学と連携し、シロザケを海に出さずに育て、繁殖させる世界初の完全養殖を目指しています。
これまでも地元のサケ文化などについて学んできた児童たちは…
【児童】
「サケの人工ふ化を稚魚からできるのが箱(水槽)でできるのは知らなかった」
【児童】
「今はサケがなかなか戻ってこられない時代だけど、しっかり戻ってこられるように工夫したいなと思った」
児童たちは授業を通し、最新の養殖技術による新たな可能性について理解を深めました。
最終更新日:Thu, 15 Oct 2026 05:00:00 +0900



