1月5日に開幕した春の高校バレー全国大会。男子の東京学館新潟はフルセットの末、初戦で敗れましたが、女子の長岡商業は初のベスト16進出を決めました。
■女子・長岡商業 初のベスト16進出!
東京体育館で5日開幕した春の高校バレー全国大会。
来場者の熱い視線が注がれる開会式直後の第1試合に登場したのが女子の長岡商業です。
【長岡商業 曽根喜広 監督】
「緊張とか、体が動くかどうか心配だったが、非常に選手が自分でモチベーションを上げながら体を動かして、よくやってくれたと思う」
青森西との初戦は互いに一歩も譲らず、競り合う展開に。
第1セット、先に20点台に乗せたのは青森西でしたが、エースでキャプテンの加納の活躍で流れをつかみ、4連続ポイントで逆転すると、最後は粘り強さを見せ、第1セットを奪います。
続く第2セットは、コートの幅を広く使う長商のコンビバレーが機能。ストレートで青森西に勝利し、2年連続で初戦を突破しました。
【長岡商業 加納理美キャプテン】
「1試合目だったので、自分たちのやってきたことを出し切ろうと話した。勝ててよかった」
そして、6日の2回戦で長商は神奈川代表の横浜隼人と対戦。
179cmの長身で世代別代表経験もある横浜隼人のエース・マクアリスターを徹底的にマークし、仕事をさせません。
1・2年生チームながら、スタメンの平均身長が171cmと高さで上回る相手に長商は…
【長岡商業 曽根喜広 監督】
「相手の高さに対して何をするかというのを、ずっとチームづくりの中で追求してきたので、それが良い形で表せてよかった」
【実況】
「これは、相手の高さをあざ笑うかのようなドロップショット」
相手のコートの空いているところを狙い、着実に得点を重ね、最大11点をリード。追い上げる相手を振り切り、第1セットをものにします。
第2セットはギアが上がってきた横浜隼人と点の取り合いとなりますが、3年生・森山のスパイクやサービスエースなどの活躍で相手を突き放します。
最後も森山が決めて、長商は2回戦もストレートで勝利。初のベスト16進出を決めました!
【長岡商業 加納理美キャプテン】
「3年生全員でこのチーム引っ張ってきたので、最後、3年生の意地が出せたのでよかった」
■男子・東京学館新潟 フルセットの末…初戦敗退
一方、男子の東京学館新潟は1月5日の初戦で鳥取中央育英と対戦。
デュースの末に第1セットを落とし、後がなくなった学館でしたが、2年生の栗林が攻守で活躍します。
【実況】
「相田は、やはり栗林連続で来る。ここで東京学館新潟のポイントとなりました」
第2セットを取り返し、勝負が決まる運命の最終セットは190cmの高さを誇る澤田の中央からの攻撃が決まり、得点を重ねます。
しかし、相手のエース星原を止められず、終盤にリードを許します。
【東京学館新潟(タイムアウト中)】
「焦ってもあまり意味ないから」
目標のベスト4進出に向け、ここでは終われない学館。
意地の追い上げを見せ、デュースにもつれこみましたが、フルセットの末、悔しい初戦敗退となりました。
長岡商業は7日の3回戦で、去年負けた因縁の相手、大阪代表でインターハイ王者の金蘭会に挑みます。
最終更新日:Tue, 07 Jan 2025 09:12:05 +0900