去年の厳しい残暑などの影響で今キャベツの価格が高騰。付け合わせのキャベツを食べ放題で提供するとんかつ店からは悲鳴が聞こえています。
【とんかつとんき新発田店 高橋正紀 店主】
「結構高いこともあるが、こんなに高いことは初めて」
【記者リポート】
「店の看板メニューがこちらのとんかつ、その横にはふんわりとキャベツが添えられています。メニューを見てみると“キャベツおかわり自由”と書かれていて、創業以来続けてきたこのサービスが今、大きな影響を受けています」
とんかつの定食などを提供するこちらの店では、本店の創業以来、約85年間キャベツのおかわり自由を貫いてきました。
そのため、一日に使うキャベツは10玉以上にのぼり、季節ごとに産地を変えるなど、メインのとんかつと同じようにその素材や仕込みにこだわっています。
【とんかつとんき新発田店 高橋正紀 店主】
「きょうもお客さんが『どうしてここのキャベツはふんわりするの』と。よく聞かれる。家では食べられないが、ここに来ると食べられるというお客さんも多い。キャベツは、もうとにかくおいしくないといけないので」
しかし…
【とんかつとんき新発田店 高橋正紀 店主】
「市場から買ったりすると1000円くらいするので…1000円超えるかな」
キャベツの経費は去年の10月ごろと比べて4倍ほどに上昇。電気代の節約などできるかぎり、別の部分で経費を抑える努力をしているといいます。
厳しい日々は続きますが、それでもキャベツの“おかわり自由”は今後も続けていく考えです。
【とんかつとんき新発田店 高橋正紀 店主】
「キャベツととんかつは合うようにできている。お客さんの要望もあるので、おかわりしたいという人には、おかわりするように、ずっと続けている。ちょっと高いのを我慢するしかない。もうちょっとすれば平年並みに戻ると思うので」
もうしばらく、店側の努力の日々が続きそうです。
最終更新日:Fri, 10 Jan 2025 18:49:23 +0900