【決算】燕市の遠藤製作所、2026年12月期中間決算は売上高100億円超え…営業利益は前年同期比16%減 円安で仕入コストが上昇

新潟県燕市に本社を置く遠藤製作所は2026年8月6日、2026年12月期第2四半期(中間期)の連結決算を発表しました。売上高は前年同期比9.5%増の100億9000万円となり、100億円の大台を超えました。一方、利益面では円安による仕入コストの上昇が影響し、営業利益は前年同期比16.0%減の5億9300万円にとどまりました。
NST新潟総合テレビ

新潟県燕市に本社を置く遠藤製作所は2026年8月6日、2026年12月期第2四半期(中間期)の連結決算を発表しました。売上高は前年同期比9.5%増の100億9000万円となり、100億円の大台を超えました。一方、利益面では円安による仕入コストの上昇が影響し、営業利益は前年同期比16.0%減の5億9300万円にとどまりました。

2026年12月期の中間決算を発表した遠藤製作所。

中間純利益は3億8400万円(前年同期比31.2%減)、経常利益は6億3500万円(同23.4%減)となりました。経常利益の減少については、前年同期に計上された補助金等の収入(1億500万円)の反動が主な要因として挙げられています。

売上高の増加は、ファインプロセス事業(精密加工を受託する事業)とメタル事業(金属製品の製造・供給を行う事業)の両部門がそれぞれ安定した受注・供給を実現したことによるものです。

当初予想(2026年2月13日公表)と比較すると、売上高は1.9%上回り、営業利益は31.9%上回りました。生産の効率化・品質の安定化によるコスト最適化に加え、当初見込んでいた修繕費等の費用が下期にずれ込んだことが主な要因です。一方、親会社株主に帰属する中間純利益は予想を3.9%下回る3億8400万円となりました。

総資産は前期末比5億2200万円増の284億9800万円、自己資本比率(自己資本が総資産に占める割合)は81.5%となっています。営業活動によるキャッシュ・フローは24億3300万円の収入で、現金及び現金同等物の期末残高は93億6700万円となりました。

同社は今年7月13日付で、医療機器の企画・設計及び卸売業を手がけるメディベーション株式会社の全株式(議決権比率100%)を取得し、子会社化しました。取得対価は8億円で、アドバイザリー費用として約5256万円が発生しています。同社は整形外科用インプラント「Anklock anatomy plate」を大学病院・国公立病院等に提供しており、日本人の骨格に適した形状設計が特徴です。遠藤製作所は今回の子会社化を通じ、医療機器事業のさらなる拡大を図る方針です。

2026年12月期の通期連結業績予想は、売上高210億円(前期比15.1%増)、営業利益11億5000万円(同12.0%増)、経常利益12億5000万円(同8.9%増)、当期純利益10億円(同66.4%増)で変更はありません。年間配当は1株あたり40円(期末一括)の予定です。

最終更新日:Fri, 07 Aug 2026 05:00:00 +0900