“ゴミ減量化”へ…大学生が“古着”の新たな活用法提案!「リメイクし販売」「家庭科の授業に」 実現化に向け地元企業なども意見交換 新潟・加茂市

ゴミの減量化に取り組んでいる新潟県加茂市に対し、新潟大学の学生たちは3月18日、衣料ゴミとして捨てられている“古着”の新たな活用方法を提案。学生ならではの斬新な視点で語られたその新たな活用方法とは!?

ゴミの減量化に取り組んでいる新潟県加茂市に対し、新潟大学の学生たちは3月18日、衣料ゴミとして捨てられている“古着”の新たな活用方法を提案。学生ならではの斬新な視点で語られたその新たな活用方法とは!?

18日、加茂市役所を訪れたのは、地域課題の解決を目指して活動する新潟大学の学生たち。

提案したのはゴミとして捨てられてしまうことのある“古着”の新たな活用方法です。

【学生】
「古着をリメイク・修繕してくれる人を募り、制作したものを譲渡・販売するということを考えている。子育て世帯の経済支援や就労支援につながる。趣味・強みを生かす機会を提供できると考えた」

【学生】
「小学校の家庭科の時間に衣服をリメイクして、ぞうきんやタブレット入れなどの学校用具を作る」

こうした提案を受ける背景には、老朽化などにより焼却炉の処理能力が落ちているという現実があります。

加茂市では、これまでにもフリマアプリを活用するなどしてゴミの減量化に取り組んできましたが、さらなる対策を模索しようと、新潟大学の学生たちに衣類ゴミ削減のための解決策の検討を依頼したのです。

【学生】
「(古着を)捨てずに用いるという概念を持ってもらうということが大事。古着に対しても前向きな印象を持つことが大事」

この日は地元の企業や団体も出席し、提案の実現化に向けて意見を交わします。

【企業】
「(加茂市は)場所がけっこう空いているので、そのスペースに古着を回収して譲渡・販売する場所をつくる。その販売益を障がいがある方の工賃につくようになるという仕組みにすると、すごくおもしろいのかなと」

【企業】
「学校や家庭で普段から(古着のリサイクルなどの)話ができるような形をつくれればいい」

様々な提案を受けた加茂市は、ゴミの減量化には住民全体の意識の変化が大事だとした上で…

【加茂市環境課 石附敏春 課長】
「我々では考えることのできない柔軟な発想がいっぱい出てきた。色んな意見・課題もあるが、なるべくこれだけ多く出していただいたので、実現に向けて取り組んでいけたら」

加茂市と新潟大学は今後も提案の具体化などに向けて話し合いなどを続けていく方針です。

最終更新日:Tue, 18 Mar 2025 18:50:37 +0900