

5月14日に告示された新潟県知事選挙。今回の知事選には、現職と新人2人のあわせて3人が立候補しました。選挙戦では、2期8年の花角県政の評価や柏崎刈羽原発の再稼働を容認したプロセスなどが争点となっています。3期目の当選を目指す現職・花角英世氏の第一声です。
皆さん、おはようございます。いや、本当に大勢の皆さんにお集まりいただきました。ありがとうございます。このたびの県知事選挙、3期目を目指して立候補いたしました花角です。今ほど大勢の皆さんから激励の言葉をたくさんいただきました。ありがとうございます。
皆さんの激励に応えて、しっかり挑戦してまいりたいと思います。ところで、中原市長さんもおいでですが、新潟っていいところだと思いませんか、皆さん。今日たまたまおいでになった人もおいでかもしれませんが、住んでいる皆さん、この新潟は本当に暮らしやすい。いいところだと思いますよ。魅力がある。自慢したい新潟ですよ。
豊かな自然、四季折々の美しい景色、豊かな食材、おいしい食文化、世界遺産もある。世界に誇れる花火もある。大地の芸術祭もある。
程よく田舎で、程よく都会なんですよ、この新潟。そして魅力に溢れている。私はこの新潟を、住んでよし、訪れてよしの新潟県にしたい。そういう思いで、この2期8年間取り組んでまいりました。
いろんな課題がありましたよ。就任して初めて分かったのが、この新潟、たくさんの借金を抱えていながら、返済期日が迫っているのに、手元にお金がない。どうするんだ。毎年の予算も貯金を取り崩しながら組んでいるような状態でしたよ。
この実情をすぐに県民の皆さんにお知らせをし、有識者を集め、行財政改革行動計画というのを作り、そして聖域なき歳出、歳入の改革を進めました。本当に多くの皆さんにご協力いただきました。ようやく財政の健全化の目途が立ちました。
しっかりこのあとも健全な、堅実な財政を維持しながら、しかしやらなければならないもの、お金を投じなければならないもの、たくさんあります。これはしっかりやりますよ。投資はします。しかし、その優先順位を考えながら、また知恵を出しながらです。
国のいろんな制度もある。知恵を出して、やるべき投資はしっかりやる。やるべき事業はしっかりやる。そして財政の健全化もしっかり進める。これが大事です。
そうして次に、新型コロナウイルスの感染の拡大がありました。これも大変でした。もう経済・社会が死んでしまうんじゃないかと。しかし、新潟県内、医療関係者の本当に献身的な努力で、なんとか乗り越えることができました。県民の皆さんにも協力いただきました。
医療を充実させる。こうした感染症の拡大にもしっかり対応できる。持続可能な医療、これを作っていくこと、これからの仕事です。
そしていいこともありました。今もお話しいただきましたが、2年前、佐渡の金山、長年の悲願でありました佐渡の金山の世界遺産登録、これも実現することができました。
これからは、この世界遺産というブランド力を生かして、新潟にはほかにもたくさんの魅力がある。この魅力を感じてもらうために、楽しんでもらうために、味わってもらうために、佐渡金山の世界遺産をフックにして、新潟県内に多くの方々を呼び込みましょう。周遊してもらいましょうよ。
そして、長年の県政の課題でありました柏崎刈羽原子力発電所の再稼働問題についても、一つの区切りをつけることができました。本当に多くの県民の声を聞きました。色んな心配がある、不安がある。また、期待もある。その中で一つの結論を出しました。
事業主体である東京電力さんには、引き続き安全第一に慎重に運営を進めてもらいたい。そして、県民の多くの方々が持つ不安感、万が一の事故が起きたときの不安感。これに応えるために、避難道路の整備、屋内退避施設の整備、あるいは除雪体制の整備、しっかり集中的に加速させてもらいたいと思います。
こうして安全で安心で、そして暮らしやすい新潟。引き続き目指してまいりたいんですが、私は今日は一番皆さんに伝えたいことは、その上に、安全で安心で暮らしやすい新潟のその上に、なんといっても経済の活力ですよ。
この新潟が、経済社会が元気でなければならない。県内企業の皆さん、もっともっと稼いでください。稼いで、稼いで、稼いで。そうして、従業員の皆さんの賃金にも回していただきたい。
活力のある新潟を作っていく。今残念ながら、就職のタイミングで若い世代が県外に流出していますよ。去年の秋、新潟県は意識調査をやりました。なんであなたは新潟から首都圏に移ったんですか。それは魅力的な職場がなかったから。働きたいところがなかったからだ。そういう答えが出ています。
県内企業の稼ぐ力をしっかり後押しをして、若い世代にも魅力を感じる、そうした働く場所を作っていかなければなりません。それこそが活力ある新潟につながっていきますし、この人口減少問題にもつながっていくんです。
元気な新潟を作る。人、企業、そして投資、お金を呼び込む。新潟で投資をしたいと思ってもらえるような環境を作らなければなりません。
元気な企業、県外からも呼んでいきたいと思っています。働く場所ができれば、住む人が増える。これは農業でも同じです。
新潟県の農業、基本は米作りです。暑さに強い米も開発していきましょう。そして安定生産、しっかりやっていきましょう。農業基盤整備もしっかり進めて、生産性を上げられるようにしましょう。
しかし、米作りだけではだめなんです。園芸にも力を入れてくださいと。稼げる農業にするためには、経営の幅を広げてください。こう言って、長年、JAグループさんや関係の皆さんと本当に一緒に連携をしながら取り組んでまいりました。
着実に成果は出てきています。1億円を稼ぐ産地も増えています。1億円を稼ぐ農業者も出てきています。
あらゆる分野で、まちづくりでも観光でも、この新潟でも、古町でおもしろいことを始めた人たちがいます。県内各地で挑戦する人たちがどんどん増えています。スタートアップも増えていますよ。起業創業、挑戦する人も増えています。
活力ある新潟を作るには、みんなが前向きに挑戦することなんです。挑戦する人を応援する。また、この新潟で挑戦をしたいと思っていただけるような、そういう環境を作っていきます。これが活力ある新潟への道筋であります。
これから次の任期を与えていただければ、安全で安心で、そして暮らしやすい新潟の上に、経済社会に活力のある、輝く新潟を、強い新潟を、皆さんと一緒に作ってまいりたい。ぜひ私にその舵取りをお任せいただきたい。
最終更新日:Thu, 14 May 2026 21:00:00 +0900




