再稼働の話は…“運転禁止命令の解除”報告 東電が原発立地自治体と面会「引き続き改善に努める」

柏崎刈羽原子力発電所の立地自治体である新潟県柏崎市と刈羽村へ東京電力が1月23日、年始の挨拶に訪れました。事実上の運転禁止命令が解除されてから初めての面会となりました。
柏崎刈羽原子力発電所の立地自治体である新潟県柏崎市と刈羽村へ東京電力が1月23日、年始の挨拶に訪れました。事実上の運転禁止命令が解除されてから初めての面会となりました。

23日、新年の挨拶のため柏崎市の桜井雅浩市長のもとを訪れた東京電力の小早川智明社長。

冒頭、元日の地震で柏崎刈羽原発に異常が確認されなかったことを伝えました。そして…

【東京電力 小早川智明 社長】
「(運転禁止命令の解除は)スタートラインに戻ったに過ぎない。しっかり引き続き、改善に努めていきたい」

柏崎刈羽原発をめぐってはテロ対策上の不備が相次いで発覚したことから、2021年に核燃料の移動を禁じる事実上の運転禁止命令が出されていました。

その後、原子力規制委員会が追加検査などを行った結果…

「本日付けで原子力規制検査の対応区分を第1区分としたので通知します」

原子力規制委員会は去年12月に命令を解除しました。この日の面会で命令の解除を報告した小早川社長に対し…

【柏崎市 桜井雅浩 市長】
「この3年間があって、安全な再稼働がなされたといっていただけるように、もう一回気を引き締めて再稼働に向けて準備していただきたい」

桜井市長は柏崎市、そして日本にとって再稼働は意義があると改めて強調した上で安全性の確保を求めました。

一方、柏崎市に先立ち面会した刈羽村の品田宏夫村長は再稼働に向けた期待感を示しました。

【刈羽村 品田宏夫 村長】
「準備が整ったら一刻も早く、この国のエネルギーを供給するプラントとして戦列復帰してほしいと思うし、社会の安定に尽くしていただきたい」

【東京電力 小早川智明 社長】
「スケジュールありきでものを進めるというよりは、着実にとにかく前に進めていければと考えているので、引き続きご指導のほどよろしくお願いいたします」

今後のスケジュールについては明言を避けた小早川社長。

【東京電力 小早川智明 社長】
「一つ一つ改善を積み重ねて、しっかりと安全対策を進めていくこと。そして準備が整ってきたらということだと感じている。当然セーフティーセキュリティーに加えて、地元からのご理解というのが大前提になるので。きょう、時期について申し上げられる段階にはない」

今後は地元の同意を得られるかが課題となり、再稼働をめぐる議論は大きな節目を迎える年となりそうです。最終更新日:Tue, 23 Jan 2024 18:56:10 +0900