
3月18日、新潟県糸魚川市の筒石沖で地元の海洋高校と近畿大学が協力して育てたノドグロの稚魚、約3万7000匹の放流が行われました。
糸魚川市で行われたのは“白身のトロ”とも呼ばれるノドグロの稚魚の放流です。
これは地元の海洋高校と近畿大学水産研究所が共同飼育したもので、今年は去年9月に人工受精し育てた3万7000匹の稚魚を放流することに。
【生徒】
「育てる時も、水槽にぶつかったりすると魚たちが慌ててしまうので、静かに掃除をしたり、餌をあげたりした」
ノドグロはとても繊細なため、刺激を与えないよう丁寧に積み込み海上へ!そして…
【記者リポート】
「地元漁業者の協力のもと、ホースを使ってノドグロを放流していきました」
飼育過程で9割がオスになってしまうこともあり、養殖の課題は多いと言いますが…
【近畿大学水産研究所富山実験場 家戸敬太郎 場長】
「こうした放流が、少しでも資源を維持・増殖させることにつながっていく。それを地元の高校生がするということは、将来の資源管理などの意味での教育も含めて大事なこと」
【生徒】
「生徒一人一人が頑張って養殖してきたので、今回大きく育って、色んな方々に食べてほしい」
継続した放流を目指し、今後も効果などを確認していく方針です。
最終更新日:Tue, 18 Mar 2025 19:05:18 +0900